珈琲イメージ

喫茶店で珈琲を飲みながら過ごす時間の幸せに気がついた時

私は珈琲が飲める喫茶店に度々行きます。
珈琲はもちろん好きなのですが、むしろその空間が好きなので、よく行っています。
ブラックコーヒーは飲めないし、ミルクのたっぷり入ったカフェオレやカプチーノ、甘いシロップの入った甘い珈琲しか基本的には飲まないので、すごく味に詳しいわけでもありません。
しかし、珈琲の香りの漂う空間で、ひとときをゆっくりと過ごすのがたまらなく好きなのです。
最初に喫茶店が好きになったきっかけは、大学生になって初めての一人暮らしをしたときでした。
家に帰ると誰もいないし、夕ご飯も朝ごはんも基本的には一人です。
少しさみしさを感じているとき、近所にチェーンのコーヒーショップを見つけました。
朝ごはんに分厚いトーストと珈琲のセットがいただきたくてふらりと入ってみました。
とても落ち着いた空間に、ゆったりとしたテーブルがあり、店員さんはほどよい距離感で接客してくれます。
他のお客さんも、新聞を読むなどそれぞれの時間を気ままに過ごしていました。
ブラックコーヒーは苦かったけれども、大人になったような感覚がして、こんな雰囲気の中で過ごす時間も素敵だと知りました。
また、大学で友人が増え、カフェで甘いケーキを食べながら飲む珈琲の美味しさを何度か味わいました。
甘さと苦さの絶妙なバランスがたまりません。
しかも、その空間で友人とただ語らいながら過ごすのは、贅沢で優雅で、たまらない感覚がありました。
学校でも家でもバイト先でもない、もう一つのかけがえのない空間が喫茶店にはありました。
そして、次第にやみつきになり、私の生活に欠かせないものになりました。
また、珈琲のカフェインのおかげで、勉強がはかどるということに気がつきました。
友人とコーヒーチェーン店にこもって、大学の試験勉強に励むと、なぜかとても集中することができました。
しかも、甘いコーヒーを飲んでいると、お腹が不思議と空かないので、これはダイエットにもいいのではないかと思いました。
また、食後にカフェオレなどを飲んでおけば、その後の授業も比較的シャキッと目が覚めて、眠くならずに授業が受けられると気づきました。
何か難しいことを考えたいとき、読書をじっくりとしたいときなどにも、喫茶店で過ごすのがとても頭の回転がよくなり、集中ができるのです。
家に一人でいるときとは明らかに何かが違います。
カフェインによる覚醒作用だけではなく、見知らぬ他人が時間を共有しながら思い思いのことをしているという、付かず離れずなその感じが良いのです。
一人ではなく誰かが空気のようにそこにいてくれているという感覚、でもお互いのことには干渉しないという距離感がとても気持ちが良いのです。
しかも、集中力が途切れたときは、甘いものを食べたり、コーヒーを飲んで気分を変えることができます。
図書館ではできない、重要な気分転換です。
また、喫茶店に通い詰めるたびに、次第にコーヒーの味の違いが分かるようになり、ショップによる違いや、同じショップでもいれる人によって味が違うことに気がつきました。
そして、空間も気持ちよく、スタッフも気持ち良く、味も納得の行く一番のお気に入りの喫茶店が自然に決まりました。
大学を卒業し、社会人になってからも、主婦になってからも、定期的にそこへ行って大好きな空間で気ままな時間を過ごして、幸せを味わっています。

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