珈琲イメージ

通販で買った珈琲を飲みながら思い出します

子供の頃は犬を飼っていたので、学校給食で出てくる牛乳を友達が飲まないので譲ってもらいました。
犬が飲むために持って帰っていたのですが、どうやら犬には牛乳はあまり与えない方がいいということで、もらってきては自分で飲むようになりました。
ただの牛乳では飽きてきたので、珈琲牛乳を作ろうとインスタントのものを買ってきては自分で作って飲んでいました。
子供の頃は苦い飲み物なんて飲まなかったので、インスタントのものは牛乳と一緒で無いと飲まなかったのです。
大人になり珈琲というものはお湯で溶かすのではなく、豆から挽いたものが本物だと知りました。
そして社会人になり仕事の事で悩んでいるときは、決まって友人を誘いだしてお酒を飲みに行っていたのですが、その時は気分が晴れますが、次の日にはまた会社に行くのが億劫になるくらい気持ちも沈んだりしていたのです。
先輩より、自分の目標と本当に欲しいものがこれだと、正直になると仕事のやりがいを感じだして、理想の生活を実現する為に時間を使うようになる。
というアドバイスを受けたので自分の欲しい生活は何か考えていました。
経済的に満足することが、目的になるのですが、なんとも抽象的で現実味が無いことばかりを考えていたので、何か参考になるものでもないかと本屋さんに行きました。
その時に目についたのが、ビジネス書だったのですが内容を少し立ち読みし、響いた言葉が「感じたままに動こう」というようなことが書いていました。
興味をそそられたので、その本を買い、どこかでゆっくりと読もうと喫茶店に入りました。
そこの喫茶店は何気に入ったお店でしたが、女性の店主がいて珈琲を自分で煎っていて、こだわりのある珈琲を出してくれるお店でした。
それこそインスタントしか飲んだこと無い自分だったので、本を読みながら飲んだ時の味と言うのは本当に苦味が美味しいというのにふさわしい珈琲でした。
飲みながら本を読んでいると、インスピレーションと言うのでしょうか、自分が何をすると楽しいのか気分が高揚するのかを頭の中で駆け巡ってきたのです。
普段は仕事の為に肉体をぎりぎりまで酷使して疲労感と不眠が出てくるので、本などを読んでいても眠くなってくるのですが、その時はとても集中できて読むことが出来たのです。
自分にとって仕事をしていくヒントを得れたことも幸いですが、この喫茶店に来て気持ちが晴れたという感覚が、お店を好きなった理由でもあります。
休日は通うようになり、女性店主とも話すようになりました。
女性店主も以前は勤めていたが、何か独立して商売を始めたいと思っていたので、喫茶店を始めたと言っていました。
珈琲好きが転じて始めたのですが、こだわってやっているうちにお客さんも値段が高くても来てくれるようになり、今では専門の通販で取り寄せいている世界の珈琲グッズを店頭で扱うようになったとのことでした。
なんだか仕事の話もするようになり、本を読んだりおしゃべりしたりと、とても気持ちの和む喫茶店でした。
その時に言われたことで、こうしたいという思いを感じて行動に移す事が何かをやる時には必要で、目指すゴールはあった方がいいが、無いまま進んでいくうちに見つかるから焦らない方がいいということを言ってくれたのです。

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